これは「慢性疲労症候群でした」という話でも、「虚弱体質が治りました」という話でもありません。
「慢性疲労症候群」という言葉をネットで見るたびに、これって自分のことなのか、それとも別の話なのか、ずっとよくわからなかった。同じ「疲れやすい」でも、病名がついているのとそうでないのとでは、どう違うのか。
自分なりに調べて整理した記録を書いておく。
もともと疲れやすい体質だという自覚はあった。少し動くとぐったりする。睡眠をとっても回復しきれない感じがある。体力の絶対量が人より少ない、というのはずっと感じていたことだ。
ある日、「慢性疲労症候群」という言葉を調べていたら、症状の説明がなんとなく自分に当てはまるような気がした。「休んでも疲れが取れない」「少し動いただけで消耗する」——そのまま自分の話じゃないか、と思った。
ただ同時に、「でも自分はずっとこうだったし、急に悪化したわけでもない」という感覚もあって、これは病気の話なのか、体質の話なのか、区別がつかないままになっていた。
調べるきっかけになったのはそれだけで、特に何か大きな変化があったわけではない。ただ、ちゃんと整理しないまま「なんとなく似てるかも」で放置しておくのも気持ち悪かった。
まず前提として、「虚弱体質」は医学的な病名ではない。対して「慢性疲労症候群(ME/CFS)」は診断基準がある病名だ。この時点でそもそも比較する土俵が違う。
整理してみると、慢性疲労症候群は「ある時点から急激に悪化した」というケースが多いのに対して、虚弱体質は「ずっとこう」という感じが特徴的だと感じた。あとは症状の重さの話で、ME/CFSは日常生活が著しく困難になるレベルのことが多い。
「疲れやすい」という言葉は同じでも、その中身と経緯がかなり違う。
慢性疲労症候群の診断基準として参照されることが多い項目を、自分に当てはめてみた。
別物だとわかったものの、調べていて気づいたのは、重なっている部分も確かにあるということだ。
ME/CFSも虚弱体質も、「休んでもすっきりしない」「体力が回復しきれない」という感覚を持っていることが多い。表現は同じでも、その深刻さと原因が違う。
どちらも、栄養不足・睡眠の質・自律神経の乱れが悪化要因になりうる。対処法として「生活習慣を整える」「栄養を補う」という方向性は重なる部分がある。
これが個人的に一番引っかかった点だ。虚弱体質の人間は「ずっとこうだから」と慣れてしまって、異常を見逃しやすい。もしかしたら途中から何か別のことが加わっていても、「いつもの感じ」として流してしまう可能性がある。
「ずっとこうだった」は、「ずっと正常だった」を意味しない。そのことは頭に入れておこうと思った。
自分なりに整理した「さすがに受診を検討すべき」の目安。あくまで個人の感覚であって、医療的な判断基準ではない。
・これまでと比べて明らかに疲れやすくなった(変化がある)
・少し動いただけで翌日以降に著しく悪化する
・横になっていても回復している感覚がまったくない
・頭が働かない・記憶力が落ちた感覚が続く
・発熱・リンパの腫れ・関節痛などを伴う
・仕事・日常生活に著しい支障が出ている
「ずっとこうだから大丈夫」は必ずしも正しくない。変化があるかどうか、日常生活に支障が出ているかどうか、この2点が受診の判断軸として使いやすいと思う。
疲労外来・内科・心療内科など、相談できる窓口はいくつかある。「病気かどうかわからない」という段階でも、話を聞いてもらうだけで整理できることはある。
「慢性疲労症候群かもしれない」という不安を持ちながら調べ始めたが、整理してみると「たぶん違う、でも似た部分はある」という結論になった。
正直に言うと、病名がつくかどうかよりも、「疲れやすいことへの対処を続けること」の方が自分には重要だと感じている。名前がどうであれ、体力がない・疲れやすい・回復が遅いという状態は変わらない。その状態に対して何ができるかを考え続けることの方が、今の自分には現実的だ。
「自律神経と虚弱体質の関係」「疲れが取れない原因を血液検査で調べてもらった話」——こういったテーマも気になっている。順番に記録していく予定。